周りに気を遣いすぎて、自分を後回しにしてきたあなたへ
上司に気を遣う。
部下に気を配る。
場の空気を読む。
誰かが困らないように、先回りして動く。
そうやって毎日を過ごしているうちに、
いつの間にか自分の気持ちが後回しになっている。
そんなことはないでしょうか。
本当は少し疲れているのに、
「大丈夫です」と言ってしまう。
本当は少し負担が大きいと感じているのに、
「私がやっておきます」と引き受けてしまう。
本当は違和感があるのに、
場の空気を壊したくなくて、黙ってしまう。
周りに気を配れることは、とても素敵なことです。
それは、その人のやさしさであり、
責任感であり、相手を大切にしようとする力
でもあります。
でも、そのやさしさが、いつの間にか、
「自分を後回しにすること」
と結びついてしまうと、
少しずつ苦しくなっていきます。
私自身かつて、
周囲の期待に応えることばかりを考え、
自分の気持ちを後回しにしてきました。
元消防職員として働く中で、
責任感や我慢強さは大切な力でした。
けれど、その一方で、
「本当はどう感じているのか」
「本当はどうしたかったのか」
を置き去りにし続けた結果、
心身のバランスを崩した経験があります。
その経験を通して、
私は少しずつ気づいていきました。
自分を大切にすることは、
誰かを大切にしないことではない。
自分の気持ちに気づくことは、
わがままになることではない。
相手に合わせることだけが、
やさしさではない。
本当に大切なのは、
やさしさを手放すことではなく、
そのやさしさの中に、
自分自身も含めていくことなのだと思います。
私が考える「自己信頼」とは、
いつも自信満々でいることではありません。
迷わないことでも、
気持ちが揺れないことでも、
強い人間になることでもありません。
不安や迷いは誰しも感じるもの。
それらがあっても、
周りの期待や場の空気に流されすぎず、
「本当はどう感じているのか」
「本当はどうしたいのか」
に立ち戻れること。
それが、私の届けたい自己信頼です。
このレターでは、
周りに気を遣いすぎて、
自分を後回しにしがちな
中間管理職・チームリーダーの方に向けて、
自分の気持ちをしること。
思い込みや我慢を少しずつほどくこと。
揺れたときに自分にもどること。
相手に気持ちをつたえること。
自分と相手を尊重する関係をそだてること。
そんな小さな問いと実践をお届けしていきます。
すぐに大きく変わらなくても大丈夫です。
まずは、自分の気持ちに気づくことから。
そして、気持ちが揺れたときに、
少しずつ自分の中心に戻っていくことから。
周りを大切にしてきたあなたが、
これからは、
自分自身のことも大切にできるように。
持ち味のやさしさは、そのままで。
自分を置き去りにしない生き方へ。
このレターが、そんな小さなきっかけになれば嬉しいです。
